こんにちは。
先月は3週連続インプレッサのクラッチ交換がありまして、クラッチ交換月間になっていました。
お車はそれぞれGDの含め丸目、涙目、鷹目のインプレッサ。
作業行程はほぼ同じなので、交換時のディスクの状態などをそれぞれ紹介していきたいと思います。
まずクラッチを交換する為には、クラッチがエンジンとミッションの間にいる為、
ミッションを切り離す必要があります。
車によって取り外す物は違いますが、
要はミッションに付いてくる物、脱着するのに邪魔なものを取り外します。
インプレッサの場合、最初に邪魔な物がインタークーラー
ミッションの真上にあるので、取り外さないと全くアクセスできません。
インタークーラーを取り外します。
インタークーラーを取り外すと、上から取り外しが必要なものは殆ど切り離せます。
レリーズシリンダー、セル、その他配線などを切り離しました。
そしてインプレッサのクラッチ交換で一番ネックになるフロントパイプの取り外し。
遮熱板・フロントパイプ共にアクセスしにくく、ネジは折れやすいので
CRCをたっぷりかけて慎重に取り外します。
フロントパイプが外れたら、後は下からの作業になります。
アンダーカバーを取り外し、ドライブシャフト、プロペラシャフト、シフトリンクを切り離します。
後はミッションをジャッキで支えながらミッションメンバーを外し、
ミッションをグリグリこじりながら引き抜けばエンジンから切り離せます。
ミッションが降りました。
ミッションが降りればクラッチは目の前です。
外して状態を見てみます。
クラッチカバーの焼けはそんなに酷くないですが、ディスクがリベットに当たるまで減ってしまっています。
新旧を比較すると減り具合がお分かり頂けると思います。
ここまで減ってしまうとミートポイントが高くなったり、半クラッチが少なくなったりと
所謂「クラッチが滑る」症状が出てしまいます。
フライホイールの状態を見てみてもクラッチが滑ってしまっていたため焼けてしまっています。
こうなってしまうとフライホイールも交換が必要になってしまいます。
スバル純正4点セット(ディスク、カバー、レリーズベアリング、フライホイール)
交換致しました。
ミッションを清掃して、グリスアップ。
元通り組み上げて作業完了です。
2台目GDAのフライホイール
クラックが入ってしまっていてこちらも交換致しました。
3台目GDBのディスクとフライホイール
ディスクはまだ残っていて、フライホイールの状態もよかったのでフライホイール以外を交換致しました。
余談ですが
エンジンリアシールの交換もフライホイールを外す必要があるので一緒に点検して見てみましたが、
それぞれ特にオイル漏れも無かったのでこのまま使用しました。
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