こんにちは。
本日ご紹介するのは、GTNETでは比較的販売台数の多い、ランサーエボリューション9
通称ランエボ9のタイミングベルトの交換をご紹介したいと思います。
タイミングベルトとは・・・・・
タイミングベルトを説明するとなると色んな名称の部品がでてくるので
(カム、クランク、バルブ、ピストン等々・・・・)
省略したいとおもうのですが、
エンジン内部では大まかに、【吸入 圧縮 燃焼(爆発) 排気】
という4サイクルの行程を高速で行っています。
その行程を色んな部品を介して行っているのですが、
その行程を行うタイミングを司っているのがタイミングベルトなんです。
では早速交換していきたいと思います。
エンジンの右側、カバーに覆われている中にタイミングベルトがいます。
フレームとの隙間が小さいので作業性は悪いです。
カバーを外してタイミングベルトとご対面です。
狭くて分りにくいですが、パワステホースのブラケットを外し、ホースをずらします。
エンジンマウントも外し、下からジャッキ等で支えます。
ファンベルト、プーリー等のアクセスする為に必要な物を外していくと、
タイミングベルトとご対面です。
タイミングベルトを外す前に合いマークを全て合わせます。
ランエボはバランサーベルトが付いているので、
クランクシャフトを6回転された時に一度だけ全て合いのマークが揃うようになっています。
ちなみに、バランサーベルトはベルトを介してバランサーシャフトを動かすことによって、
クランクシャフトの振動を打ち消しあう為に付いています。
バランサーベルト、ウォーターポンプも外して交換します。
これらの新品部品に交換していきます。
合いマークを合わせ、ずれないように取付ます。
バランサーベルト、タイミングベルトのテンショナーは張り具合も整備書通りに調整します。
組み上げは逆の手順で行えば完了です。
タイミングベルトの交換は日本車であれば、殆どが10万km走行ごとの交換で設定されています。
タイミングベルトが切れてしまうと、エンジンの4サイクルが行えなくなるので車は動かなくなります。
またそうなってしまうと点検するのにエンジンの脱着・分解が必要になり、最悪エンジン乗せ替えになり
膨大な費用が掛かります。
タイミングベルトの交換費用は、大体10万円前後とお安くはないですが、
トラブル後の費用を考えれば交換時期に交換することをオススメします。
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