こんにちは!

GTNET車検センター箕面です。

この時期に多くなって来るエアコントラブルですが、先日エアコンが効かない車両が入庫しました。

早速点検の為ゲージを繋げると・・・

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針が全く上がらずエアコンガスが空の状態でした。

 

エアコンガスを規定量入れて再測定してみると、

今度はコンプレッサーのマグネットクラッチが作動せず変わらずエアコンから冷たい風が出てきません。

エアコンリレーがダメになりやすい車種なので点検してみると正常に作動します。

念の為新品に変えてみても変わらずコンプレッサーは動きません。

今度はコンプレッサーまでの通電を確認すると導通がありましたのでコンプレッサーの故障と断定。

コンプレッサーをリビルト品で交換致しました。

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交換後、再度エアコンを掛けてみると、コンプレッサーは動いていますが冷風が出てきません。

再びエアコンゲージを繋いでみると高圧側がとんでもない数値を示しています・・・

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コンプレッサーが正常に動くようになって圧力はどんどん上がっていくが逃げ道がない状態。

エキスパンションバルブの点検を進めようと思ったところ、ラジエターファンの動きがものすごく悪いことに気付きました。

コンデンサーに扇風機をあててみたところ圧力も下がり冷風も出るようになりましたのでファンモーターも交換となりました。

 

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今回の故障の順番は、

ラジエターファンが動かなくなりエアコンサイクル内の圧力が異常上昇→

圧力を逃がす為配管やガスケットの隙間から少しずつエアコンガスの流出→

コンプレッサーにも高負荷がかかりマグネットクラッチショート

といった流れではないでしょうか。

 

一番最初にラジエターファンが動いていないことを発見したかったところですが、

交換後の部品が対策品となっておりよく故障する部品のようです。

リコール対象箇所ではなく新品純正品は23000円・・・故障の際は大きな出費です。

 

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全ての部品の交換完了後、温度計をあててみると室内も10℃以下となりエアコンも正常に作動するようになりました。

 

この時期になるとエアコントラブルは良く起こります。

ファンモーターの故障はエンジンの冷却水も冷やせなくなりますのでオーバーヒートの原因にも繋がりますので、

エアコンの効きに違和感がある方は一度点検を実施してみてはいかがでしょうか。

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