こんにちは!!箕面店の阿辺です!!

 

今回ご紹介するのは、

フォルクスワーゲン・ティグアン

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のウォーターポンプ(スーパーチャージャーマグネットクラッチ)交換をご紹介致します。

 

こちらは最近のVWではお馴染みのダウンサイジングターボを搭載しており、

排気量を下げつつ失うパワーはターボで補い、環境性能ではCO2排出量を削減し燃費までいいとういう特徴があり、

環境にもお財布にもやさしい仕様なのです。

そんなダウンサイジングターボを搭載しさらにスーパーチャージャーも搭載したのがこちらのティグアンで、

ツインチャージ車と呼ばれます。

今回はこのウォーターポンプと一体となっているスーパーチャージャーのマグネットクラッチが異音を発していました。

走行に異常にありませんでしたが、故障が進行してクラッチがロックするとエマージェンシー制御により加速が著しく悪くなります。

放置すると別のエンジントラブルにも繋がりますので交換する事になりました。

 

 

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まず始めにファンベルトを外していくのですが、早速第一関門がやってきます。

一見簡単に見えますが、普通のスパナでは角度が甘くテンショナーを緩めることが出来ません。

 

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専用工具を購入してもよかったのですが、

少々お高いので知り合いの方に自作工具をお借りしました。

 

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もう一つテンショナーがあり、こちらも緩めるとファンベルトが取り外せます。

左上のプーリーがウォーターポンプ兼スーパーチャージャーマグネットクラッチですね。

プーリーが二重構造になっており、奥側にスーパーチャージャーのベルトが付いています。

 

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スーパーチャージャー自体はインマニ奥のカバーに覆われており、

そのカバーを取り外さないとスーパーチャージャーのベルトは取り外せません。

 

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左画像がそのカバーでインマニを外さなくても取り外せますが、

外したウォーターポンプの抜け道がないので、インマニも取り外し通路を確保します。

 

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ウォーターポンプとスーパーチャージャーが丸見えになりました。

ここまでスペースが空くと格段に作業がしやすくなります。

 

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テンショナー、ウォーターポンプをベルトごと取り外しました。

 

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こちらが二重構造になっているウォーターポンプです。

ターボチャージャーのブーストがかからない低回転から中回転域で過給し、

中速域以上では電磁クラッチを切り離して回転を止めてスーパーチャージャーの過給を停止します。

 

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ベルト、テンショナー等も同時交換致しました。

交換後は静かなティグアンに戻りました♪

 

低回転から高回転までスムーズな加速が可能なツインチャージャーですが、

今回のような電磁クラッチの異音や過給しなくなったり、水漏れするトラブルも多いみたいです。

どんなトラブルにも言えることですが、症状が悪化する前に修理することが大切ですね。

 

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